ニスを使ったプラモデルの塗装表現の工夫と綺麗な塗り方の詳細

プラモデルを綺麗に仕上げるには丁寧な組み立て作業の他、塗装の方法に工夫を凝らす必要もあります。塗り方ひとつで質感が大きく変わるので、塗装テクニックの取得は不可欠です。また、ニスを使ったつや出しもプラモデルの雰囲気を演出するのに欠かせない方法の一つになります。

プラモデルの塗装方法を学び、リアルな雰囲気に仕上げましょう。

プラモデル用の塗料を綺麗に塗るコツ

プラモデルの多くは未塗装の状態で販売されているので、完成させるためには自分で塗装を行う必要があります。また、製品によっては最初から部品ごとに色分けされているプラモデルもありますが、樹脂特有の軽い質感の色合いなのでリアリティに欠けるのが欠点です。

そのため、ジオラマに組み込むなど重量感を必要とする際は改めて塗装を行うことになります。

プラモデル用の塗料は模型店などで購入出来ますが、原料の性質によって質感や塗装面の耐久性、乾燥時間などが異なるので用途別に最適な製品を選ぶことが大切です。特に重ね塗りを行う際は下地の塗料が溶けて混ざってしまうと綺麗に塗ることが出来ないので注意します。

また、市販品には無い色を作る際は異なる原料の塗料を混ぜると成分が分離してしまい、塗料として使えなくなるので避けます。プラモデルを綺麗に塗るためには事前の準備が重要になります。プラモデルのような樹脂製品は金型にプレスして成形しますが、金型から取り外す際に使う剥離剤は塗料を弾く性質があります。

そのため、購入したプラモデルにいきなり塗装を行っても綺麗に塗ることは出来ません。プラモデルに付着している剥離剤は家庭用の食器洗剤で除去出来るので、予め洗浄しておけば塗料が弾かれる心配がありません。

ニスを使ったつや出し表現の利点と欠点

プラモデルは塗装の方法によって同じ製品でも雰囲気が大きく変わります。また、塗料の色合いも質感を左右するので、プラモデルが出来上がった際のイメージに合わせるように工夫することが大切です。特につやの有無は完成品の質感や塗装表現に大きな影響をもたらすので、使用する塗料の選択には十分に気を配ることを心がけます。

プラモデル用の塗料は通常の製品であれば乾燥するとつやが出る仕組みになっていますが、金属光沢のような質感を出すにはつやが足りません。また、塗料の中にはつやが出ない物もあるので、つや出しをしたい時は注意する必要があります。

塗装が終わった後のプラモデルにつやを出したい場合、模型用のつや出しニスを塗るのが良い方法です。ニスを塗ることで光沢のある皮膜が形成され、光を反射して綺麗に輝く仕上がりにすることが出来ます。また、ニスの皮膜によってプラモデルに傷や汚れが付くのを防ぐことが出来るのも利点の一つです。

その一方でニスを使ったつや出しは下地になる塗装面の質感に影響されるので、同じ色合いの塗料でもつや有りとつや無しとでは質感が異なる点を注意します。また、ニスは塗料と比べて伸びがやや悪いことから、細かい部品が組み合わさっている部分に塗るとニスの成分が固まり、すき間を塞いでしまうので塗り方を工夫することが大切です。

ニスの塗り方と道具の使い方について

ニスは塗り方次第で仕上がりの良し悪しが大きく変わるので扱う際には十分に注意します。プラモデルにニスを塗る際は模型用の筆を使うのが一般的な方法です。筆塗りはプラモデルの様々な形状に合わせて最適な塗り方が出来る利点がありますが、ニスの付け過ぎや筆の毛先が曲がっているなどの不具合が理由で塗りムラが生じる欠点もあります。

また、ニスを塗る際に力を入れ過ぎると塗装面が剥がれることもあるので、綺麗に仕上げるためには練習を繰り返して技術力を上げることが大切です。ニスの塗装方法は筆以外にエアブラシを使った吹き付けもあります。筆塗りのような塗りムラが出来る心配が無く、塗装面に対して均一な厚さの皮膜を作るのに適しているのが利点です。

しかし、エアブラシは高額なうえに手入れを怠ると塗料やニスが内部で詰まってしまうので、プラモデル作りを頻繁に行わない人には不向きです。ニスを綺麗に塗る方法として、スプレー形式のニスを使う方法もあります。カラースプレーのようにニスがスプレー容器に封入されているので、塗装面に吹き付けるだけでエアブラシと同様の仕上がりにすることが可能です。

筆塗り用のニスと比べると割高ですが、塗りムラが無く道具の手入れに手間をかける必要も無い利点があります。

プラモデルの質感を表現する塗料の選び方と綺麗な塗り方の詳細

つや出し塗装が必要になるケースの詳細

プラモデルは完成品を陳列するのが楽しみ方の一つですが、大別すると専用の棚やケースに置いて鑑賞する方法とジオラマに組み込む方法があります。このうち、鑑賞目的でのプラモデルは見栄えの良さを重視するのが普通なので、塗装もつやのある綺麗な仕上がりにすることが重要です。

プラモデル用の塗料の多くはつや有りの仕様になっているので、そのまま塗っても光沢を出すことは可能です。しかし、ロボットや乗用車などの金属製品を題材にしたプラモデルは金属のような光沢を出す必要があるので、塗料の光沢だけでは不十分です。

そのため、シャープなつやを出すニスが必要になります。ニス塗りはプラモデルに力強い光沢を持たせ、金属にも似た輝きを出す効果があるので観賞用の一品に仕上げるのに最適です。

プラモデルのインプレッサをうまく塗装する方法

プラモデル用のニス以外の製品でつやを出す方法

プラモデル用のニスは塗料と同様に少量ずつ封入されているので無駄にせず使い切ることが出来ます。しかし、何度も繰り返し使う場合は量が足りず、出費も嵩んでしまいます。そのため、費用を節約する意味でプラモデル用以外のニス製品を使うケースもあります。

一般的に広く知られているニスは木材のつや出しや防水性向上に使う物を指します。

プラモデル用のニスと比べると容量に対して非常に安価なのが特徴です。しかし、つや出しの効果はありますがプラモデル用のニスとは含有成分が異なるので思った通りの仕上がりにはならない点を注意する必要があります。

特に質感の違いは明白で、プラモデル用のニスは縮尺された模型に適したシャープな質感に仕上がるのに対し、木材用のニスは皮膜が厚手になることから鋭さの無い、重たい雰囲気になるのが特徴です。

また、木材用のニスは刺激臭が強い物が多く、製品によっては多くのプラモデルに使われる樹脂を溶かしてしまうこともあるので特殊な事情でもない限り、使わないのが無難です。